■ 2期はまったく空気読んでない！（豊崎さん）

―― 言われてみると『百花繚乱』の女子キャラは、意外と残念なところが多いですよね。

豊崎さん： そうですね、ドＭだったりドＳだったり（笑）。

赤﨑さん： あはは、確かに！ どっちかに極端に振れちゃってますよね、みんな。

豊崎さん： すごい…なんかね、口では言えない感じの特殊な癖を持っていたり（笑）。

―― では一方で、赤﨑さんは豊崎さんについて、どのような印象をお持ちですか？

赤﨑さん： 豊崎さんとは、長いことレギュラーで一緒だった作品もあるんですが、その時はほんわかとした役柄と近い「ふんわ～り」とした雰囲気で、優しげな印象だったんですよ。 でも『百花繚乱』の兼続は、キャラ的にも台詞的にも非常に激しくて！ 私は豊崎さんを「いつも可愛いな、素敵だな」っていう憧れの目線で見ていたので、また違う一面を見れたようで……。

豊崎さん： （笑）

赤﨑さん： 兼続の、すごく可愛いのにちょっとおバカキャラな演技をみて「豊崎さん…こんなところもあるんだな、ぽっ」って、さらに惚れ直しました。

―― ちなみに、印象に残っている豊崎さんの演技はありますか？

赤﨑さん： たまに変な声を出すところが……！ ダメージを受けて「へぶぅ！」みたいな。 そんなリアクションができるなんて、すごい。真似できない！って。

豊崎さん： そういうのを家で練習してるときが楽しいんですよね（笑）。どんどんテンションが上がっちゃって。 2期からは佐助が可愛いキャラクターをしっかり担当してくれているので、その分兼続は面白い方に振っちゃっても大丈夫かな～っていう安心感が生まれたんですよね。 可愛いキャラ担当はちーちゃんにお任せして。

―― その様子だと、兼続はますます残念なキャラになっちゃいそうですね。

豊崎さん： ちょっとここまでやると、原作の先生が怒っちゃうかな？ ここまでならアリかな……？っていう自分の中のラインを模索しながら、構築していくのも面白いんです。 収録も楽しくて本当に大好きなキャラです。

―― そういった意味で、2期はどんどん暴れて残念な有様になるかもしれない兼続が見どころでしょうか？

豊崎さん： そうですね、なんだか残念度合いに磨きがかかっちゃいました（笑）。

―― 1期のときの兼続は、もうちょっと可愛らしい感じで、ねぇ。人気も結構高くてフィギュアもヒットしてますけども、そういう意味ではみんなから可愛らしいキャラとして認識されていた部分が、どんどん佐助に吸い取られて……。

赤﨑さん： あれ！？ あれれれー？

豊崎さん： あっ、そうかもしれない。 1期は兼続にもちゃんとシリアス展開があって、空気読むときは読んでたんですけど……2期はまったく空気読んでない！（一同笑）

―― まだ始まったばかりの『百花繚乱 サムライブライド』ですが、今後のストーリーの見どころやご自身の役どころで注目ポイントを教えてください。

豊崎さん： あのですね、あ、でもコレ言っていいのかな。 兼続が、遂に剣姫＜マスターサムライ＞に……、なれます！

―― 良かった、1期ではなることが叶わなかった兼続ですが。

豊崎さん： ということは、宗朗と忠（チュウ）しなきゃならないのが『百花繚乱』のルールなので、そのシーンにぜひ注目していただきたいです。 それから、日笠陽子さんや、佐藤聡美さん、戸松遥さんや進藤尚美さんが演じられてる“四剣鬼＜ダークサムライ＞”が新キャラとして登場するので、謎に包まれた彼女たちとのバトルも楽しんでほしいですね。