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■ 兼続が気になって、好きだからついちょっかいを出しちゃう。(赤﨑さん)


―― 3話のメイド対決で、佐助に敗れてしまった兼続が、道場から身を引くようなシーンがありますが、そのあたりは大人なのか何なのか…ちょっといじらしい、可愛らしい部分が出てたなと感じました。

豊崎さん: そうですね、兼続はもともと人の優しさや痛みをよく分かっている女の子なので。 対する佐助も、中身はすごくいい子……というか、いいおサルさんなので、道場を去ろうとする兼続をすごく気にしてくれてたり、そういう気持ちが兼続に伝わったときから、ライバルではあるんですけど、ちょっと不思議な絆が生まれたんじゃないかなと。

赤﨑さん: 兼続が佐助を守ってくれるシーンがあるんですね。「先に行きなさいよ!」みたいな感じで。 それで佐助は涙ながらに「うう…っ」とその場を去って、道場のみんなに危険が迫っていることを報せに行くんですけど、お互いのそういう一生懸命な姿を知っていく過程もあったので、佐助としては、きっと兼続のことが気になって、好きだからついちょっかいを出しちゃう。 一緒にやり合ってて楽しい人っていう風に感じてるんじゃないかなって思うんです。

豊崎さん: ケンカからじゃれ合いに変わっていったのが、3話以降ですよね。

―― でもその後、兼続はまた懲りずに佐助を追い出そうとしますね。

豊崎さん: そうなんですよね~! ホントにどうしようもない子(笑)。

―― ひょっとすると、絆を感じているのは佐助だけかもしれないですよ?

赤﨑さん: えっ! そうだったんですか? 愛があると思ってたんですけど……。

豊崎さん: まぁまぁ、その…あるとは思うんですけど(苦笑)。

赤﨑さん: 本心が分かって……(笑)。

―― 一方の佐助は、印象に残っているシーンやセリフはありますか?

赤﨑さん: 佐助のセリフは全部「ウッキー」なんですが(笑)、この「ウッキー」は、セリフにするとこんな感じかな……?ここはこうかな?ということを考えながら演じているので、それぞれの「ウッキー」にも違う感情がでるように心掛けて演じています。

―― 「ウッキー」だけで表現するのは、やはり苦労されるところでしょうか。

赤﨑さん: ストーリーの流れを汲んで、その気持ちを理解したうえでやらないとできないので難しいですね。 録り直しをするとき、特定のセリフだけで録ることもあるので、いきなりだと一瞬「これはどういうウッキーだっけ…?」となります(笑)前後のストーリーを見返して「ああ、このウッキーか!」と思い出すんですが、流れがわかってないとちょっと大変ですね。

―― なるほど。今後は「ウッキー」の違いも楽しませていただこうと思います。続いては、お互いのキャラクターとご本人の印象について伺いたいと思います。 まずは豊崎さんから、赤﨑さんが演じているのを見ていて印象に残ったことや、佐助とご本人が似ているかも?といった部分があれば教えて頂きたいのですが。

豊崎さん: 佐助はおサルさんですが、とにかく可愛らしいキャラクターですね。 『百花繚乱』は凄くたくさんの女の子が出てくる作品で、それぞれ違った魅力があるんですが、みんなに愛されるペットポジションの女の子って居なかったなと思って。 佐助が登場してからは、場も華やいで、みんな楽しそうにしてるし、本当に「ウッキー」しかセリフがない中でも、喜んでる「ウッキー」とか、怒ってる「ウッキー」とか、バラエティに富んでいて。 私は特にしょんぼりしたときの「ウキ~…」が、すっごく可愛くて好きです。

赤﨑さん: やったー(笑) うきーっ!

豊崎さん: あとですね、佐助ちゃんに変身バンクのシーンがあって。 宗朗と忠(チュウ)をしておサルさんから人間にポンッて変身するんですが、そこで一声鳴くんですよ!

赤﨑さん: 「ウ~~~…ウッキー!!」みたいな。

豊崎さん: 「愛の戦士、直江兼続!」みたいなキメ台詞も、「ウッキー!」でしか言えないのが個人的にキュンとして。 普通の「ウッキー」って言葉だけなら、萌えるか萌えないかで言ったら萌えないと思うんですが、これをちーちゃんが言うことによって、ものすごくキュンってする…! 現場でいつも癒されてます。

―― 純粋にマスコット的な可愛いさを押し出したキャラって、今回の佐助が初めてかもしれませんね。

豊崎さん: 佐助は、残念なところがあまりない……よね?

赤﨑さん: ちょっとイタズラっ子っていうぐらい、ですかね。



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